諸田電気商会

頼りたくなるのは、提案してくれる電気屋さん。

電気屋さんと聞くと、どういうイメージを持つだろうか。住宅なら、照明器具の設置やアンペアを増やしたり、電気配線など様々な依頼がある。諸田電気商会ももちろん、このような仕事を受けているが、話を聞いているとそれだけではないようだ。

諸田さんの頭の中にはいろんなアイデアがある。例えば、災害時に停電になった際に困らないように非常用の電気回路を考案した。電気には周波数などの問題もあるが、このシステムは災害の多い現代、色々な場所で必要とされていることだと思う。他にもランニングコストの低いLED照明、快適な空調の提案など、アイデアはたくさん出てくる。

そんな様々な提案をする、諸田さんをもっと知りたくなった。

災害時の非常用電気回路
諸田電気商会

きっかけは、台風での停電消防の詰所にいた時だった。

何かサービスを思いつくのは、「こんなものがあったらいいな」という時が多いだろう。このシステムもきっかけは同じだった。非常用の電気回路は、台風時に所属していた消防団の詰所で思いついた。停電が長引いている時、待機中にテレビが見たい、そう思ったのが始まり。

水道やガスと共に、電気は私たちのライフラインに欠かせない。2019年に地元の川根で起きた台風での長期停電は、災害に対する地域の人たちの考えを変えていったのかもしれない。また、そういったきっかけを通して、役立つサービスが生まれるのだと思った。

思いついても形にするまでが難しい中、サービスにまで整えて今では月に数件の受注をしているという。その実行力はどこから来ているのだろうか。  

川根の諸田電気商会
川根の諸田電気商会

野球部での悔しい思いと現場での学び。

諸田さんの学生時代のことを聞いてみた。島田高校で野球部に所属、川根の自宅から大井川鉄道で通いながら、21時頃まで部活というハードな高校生活だった。3年生最後の夏の試合、惜しくもレギュラーとなれなかった苦い思い出がある。「見返してやろう」という気持ちを胸に勉強を頑張った結果、都内の大学へ合格した。

電気工事士になるには、様々な勉強が必要だ。資格は実務をしながらでないととれない。卒業後10年勤めたという焼津の会社では、CADでの図面を覚えた。住宅ではなく大きな施設となると電気の施工も1~2年かかるという。そういった場所での現場監督を経験した。

2代目として10年前に家業を継ぎ、現在は家族で運営している。前述したように消防団への参加、昨年度まで島田市商工会の青年部部長を2期務めるなど、地域の活動にも積極的だ。野球部での経験、中学生で生徒会長をやっていたことなどから、諸田さんの誠実で礼儀正しい人柄や、仲間からの信頼が厚い理由が少し分かった気がした。

川根の諸田電気商会
川根の諸田電気商会

「これで大丈夫だ」そう言われた時が一番嬉しい。

「電気はライフラインです。この人にやってもらえば大丈夫、といって頼りにしてもらえたら嬉しいです。」という諸田さん。

非常用の電気回路を設置した際、お客様から「ああ、これで大丈夫だ。」とホッとされたという。

渡された設計図の通りに配線をすることよりも、設計から最終の引き渡しまでを行なっていきたいという。生活に根ずくアイデアを出せる諸田さんなら、そこに住む人の暮らしに寄り添う設計をきっとしてくれるのではないだろうか。防災の意識や、電気工事士ならではのアイデアは、地元のライフラインにとどまらず、きっとこれから色んな人の役に立つことだろう。

安心、安全な暮らしづくりのための、良いアイデアや技術を知ってもらうために、この仕事手帖サイトも一助となれば嬉しい。

電気設備工事の設計・施工・管理

諸田電気商会

島田市川根町家山64-2
電話/FAX 0547-41-9644
MAIL denkiya@morota.net
https://morota.net/