仕事効率術『ポモドーロテクニック』をやってみました!

『ポモドーロテクニック』をご存知ですか?
25分集中して5分休憩、という30分を1セットとして考えて、それを繰り返すことで効率よく時間を使えるようになる仕事術。

“ポモドーロ”とはイタリア語で“トマト”のこと。元々はイタリア人の方が、トマト型のキッチンタイマーを使って行ったことから考案されたのだそうです。そのまんまですね。

目次

ポモドーロテクニックってどうやるの?

「どこから手をつけて良いのやら…」と途方に暮れるときにもおすすめ

①タスクを書き出す
②タイマーをセットして、25分集中
③アラームが鳴ったら5分休憩

という30分を1セットと考えます。

2セットなら1時間、4セットで2時間と大きな区切りでもわかりやすいですね。公式では、4セット(2時間)繰り返したら20〜30分の長めの休憩を取る、を推奨している模様。
4セット終わったら、その間でこなしたタスク、電話や話しかけられたりして中断した場合なども書き出してみると自分の傾向が掴めるとのことですが、ま、気負わずにとりあえずやってみるでもいいかと思います。

仕事でも趣味でも、ついつい集中してしまって、気づいたら2時間以上あっという間に過ぎていた。ということもままありますよね。集中するのは気持ちがいいですが、同時に気づいたら「肩がガチガチ…」「頭が痛い…」など後から過集中の弊害が起きることも。また、その後は全然集中ができなくなってしまうこともあります。

ポモドーロテクニックの利点とは?

続けることで、体内時計が冴えてくるかも

ポモドーロテクニックの利点は、何より時間の経過を体感できること。 仕事でも雑用でも家事でも、普段自分がどれくらいの時間をかけているだろう?と気にしていないこともありますよね。

また、25分で終わるな、と見積もって始めたけど、アラームが鳴った時に想像以上に進んでいない!或いは鳴る前に終わっちゃった、なども。意外と無駄な時間をかけていたところ、もっと時間をかけてもいいところなどわかって、時間の使い方を見直す機会になるかも。効率アップが見込める場合もありますよね。

とはいえ、まずは意識しないで試してみましょう。意外な気づきがあるかもしれません。ゲーム感覚で!

どんなシーンに使えるテクニックなの?

黙々と進める仕事はこまめなリフレッシュも必要

基本的に、職場ならデスクワーク向き。業種業態にもよりますが、チームで動くタイプの仕事には向かないかもしれません。個人の裁量で進める仕事が多く、かつ熱中・集中し過ぎてしまうクリエイティブ系の仕事をする人が活用している傾向が多い模様。

もちろん、仕事に限らず、ゲームにハマり過ぎるとか、本を読み始めると時間を忘れて熱中してしまう、という場合にも使えますよね。

さて、私の場合は、ひとりでパソコンに向かって黙々と作業をする状況が多い職業です。そのため、集中し過ぎたり、全然やる気がなかったりと、ムラの多い時間の使い方になりがち。まさにポモドーロテクニック向きの仕事環境といえます。

ということでしばらくやってみました。

ポモドーロテクニック、やってみてわかった

発見だったのは、仕事内容や自分の状況により、25分の長さが全然違って感じるということ。あっという間に感じる時もあれば、まだ?と感じる時も。

また、もうちょっとで区切りがいい、というところでアラームが鳴ると、止めて「あとちょっとだけ…」とそのまま作業を続けてしまって、気づくと「あれ?あれからタイマーつけたっけ??」と確認すると動いていない、ということが何度かありました。

一方で、「これだけ仕事進んだけどまだ25分経っていないんだな」と、時計を確認しなくても時間の経過が把握できるので、思っていたより早く仕事をこなしていたことに気づくなどポジティブな発見があったりも。

また、ポモドーロテクニックを繰り返していくと、25分や5分を体感的に無意識に計測するため、何か作業をするときの時間的見積もりが出しやすくなりました。

仕事内容にもよりますが、総合的に見て、個人的には『25分/5分』というサイクルは、ちょっとせわしないな、と感じることが多かったです。

25分で「えっもう終わり?」となって鳴った途端にパソコンから手を離すけど、5分だとトイレに行くくらいで終わり。その後にお茶を入れたりストレッチをするなどもあまりできず、またアラームに急かされて「もう始めなきゃ、、」という感じ。

5分休憩が休憩というよりも息継ぎ、という感じで、どうもどちらも消化不良な感覚。。

こまめに休憩を取ることが集中を長続きさせるコツ。とはいえ、私はあまりに細々と分断されるのもあまり得意じゃないことがわかりました。

いろいろある時間管理術、自分に合ったやり方で

ポモドーロテクニックの応用版、というか、『キリのいいところまでやらずに休憩をしたほうがいい』という仕事効率術も聞いたことがあり、これも一時意識してやってみたことがありました。

キリの悪いところで手を離すことで、集中力を途切らせないままにリフレッシュができ、仕事にも戻りやすい…ということなのだそうです。が、私の場合は途中の仕事が気になってしまってリフレッシュにならない、途中で手を離すと続きがわからなくなってしまう。またせっかく気分が乗ってたのに、戻ったら全然調子がよくない…など、キリのいいところまでやっとけばよかった〜なんて思うタイプでした。

休憩したら戻れなくなっちゃう人におすすめかも…zzz

このやり方も向いている人もいると思うので、ぜひ試してみてください。

25分/5分にこだわらない

しばらく続けてみて、『25分/5分』にこだわらず、抱えているタスクによって使い分けるとよいということがわかりました。

『25分/5分』…比較的ライトなタスク
25分集中して、5分休憩でトータル0.5時間×2=トータル1時間

『45分/15分』じっくり取り組みたいタスク
45分集中して、15分休憩でトータル1時間

という2種類設定で実行しています。

45分あると、長すぎず短すぎず、ある程度まとまったタスクに取り組むことができます。
その後15分の休憩があれば、コーヒーを入れておやつ休憩もできるし、職場なら雑談してもいい、自宅ならちょっとした家事を済ませることもできるし、LINEの返事や、SNSをちょっとチェックするなどもここの時間だけ、と決めてしまうのもいいかもしれません。

スマホを見る時間は決めておいた方がいいですね

まあ、デスクワークでパソコン仕事の方の場合は、できればスマホも離れてちょっとストレッチしたり、近くにコンビニなどあれば散歩がてらに行ってみてもいいですね。

具体的にどんな内容で使い分けているかというと、

〈25分設定の場合〉

[細々としたタスクをまとめて]
例えばメールの返信をする、郵便物を片付ける、領収書の整理など、そういう雑用的なことをまとめて25分以内に片付けようと考えるのにはちょうどいい時間です。
仕事のやる気が起きない日の最初の時間をまずこれに当てることもあります。雑用を片付けているうちに働く気分になってきます。笑

[仕事の場合]
すでに進めている作業の続きや直し、もうひと声詰めたい、などの作業などに向きます。

[リサーチ、アイデア出しなど]
情報収集・リサーチしたり、調べ物、またはアイデア出しなどの場合は、こまめに切り替えて頭をスイッチする方が、多方面から考えられるというメリットもあります。

〈45分設定の場合〉

ある程度ちゃんと一から設計して考えて組み立てるような作業があるときは、いきなり25分で休憩になると乗ってきたところで分断されてしまうため、45分に設定します。

45分くらい経つと、盛り上がってひと段落というタイミングだったり、煮詰まってきたりするので、それで15分くらい一旦頭を切り替えられるくらいの時間を休憩にするというのがちょうどいいと感じています。

同様の、スタート重めの仕事の場合でも、これはちょっとシンドくなりそうだな(苦笑)、、という場合は、まず25分やってみよう、ととりあえず始めて、意外と乗ってきたらそのまま45分に切り替える、など自分の調子と合わせながら臨機応変に。

とはいえあまりにイレギュラーが増えるとコントロールできなくなるので、合わせて1時間で区切れるよう、大きくこの2パターンでやってみています。

自分なりのポモドーロテクニックをアレンジしてみよう

「やってみてどうだった?」なんて仲間とフィードバックしても

いかがでしたか?ポモドーロテクニック。 仕事で使うには、業種業態、仕事の内容、進め方によるのですべての人に当てはまる時間管理術ではないかもしれません。

仕事を離れた時間でも、今は情報やコンテンツが溢れている時代。うっかりネットサーフィンをしていたら何時間も経っていた、なんて経験、誰しもあるはず。そんな余暇時間や趣味の時間などにも上手に応用できると、日々の充実の助けになるかもしれません。

自分の性質にあったやり方を見つけていきたいものですね。

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