ドリキンさんと瀬戸弘司さんの対談から見えた新しい「おじさんの働き方」

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160万人超えのYouTuberとサンフランシスコ在住のエンジニアの対談が面白い

仕事ノートというと、何やら堅そうなお話しが続くと思いますでしょうが、これからの働き方は時にウィットでどこか力を抜いたような、そんな気持ちの良いものになってくるだろうと私たちは考えています。

今回はYouTubeで少し話題になっている、おじさん二人(笑)によるある対談に注目してみようと思っています。この二人はある意味ではその世界のトップを走っている人たち。ただ、そんな二人でも目の前にある葛藤に悩みながら、それでもなんとか新しい道を見つけようともがいています。そんな二人が赤裸々に語った対談から、何やら未来のおじさんたちの楽しそうな働き方が見えてきたので、少し考察してみたいと思いました。よろしくお願いします!

フォロワー160万人超えのトップYouTuber、瀬戸弘司。

2020年8月現在、せとこうじというと山本美月さんと結婚した瀬戸康史さんが思い浮かぶかと思いますが、ここでの主役のせとこうじさんは160万人以上のフォロワーがいるトップYouTuberの瀬戸弘司さんです。

ガジェット系だったり、エンタメ系だったり、ゲーム実況だったりと幅広く活動している瀬戸弘司さんはYouTube歴10年以上の黎明期からいる古参のYouTuberです。

もともとは俳優志望だったこともあり、一部のコアなファンもついている個性的なエンターテイナーでもある瀬戸弘司さんは、トップを走っているからこその悩みをかかえています。ファンの期待に一生懸命応えようと考えすぎて、動画を更新するハードルが高くなってしまって、ここ数年大きなストレスを抱えながら動画更新をしているそうです。

サンフランシスコ在住のソフトウェアエンジニア、ドリキン。

ドリキンって聞くと、ドリフトキングの土屋圭市さんを思い出してしまうのは僕がレーサー志望だったから、、、というわけでもなく割と多くの方がそちらのドリキンさんを思い出してしまうのではないでしょうか?

ここで紹介するもう一人の主役、ドリキンさんはサンフランシスコ在住のソフトウェエンジニアで、趣味でYouTubeをやっています。趣味でやってるとはいえ、7万人以上のフォロワーがいて、こちらも熱狂的なファンがいらっしゃっています。

僕自身はカメラを始めるようになって、一体どのカメラがいいんだろうと調べていたら知るようになったドリキンさんですが(けっこうこういう人いっぱいいると思う)、ある一部の人たちからは「おじさんのアイドル」と呼ばれています。その風貌からは全くアイドルとはかなり遠いところにいる存在ですが(失礼!)、それでも多くの大人たちを魅了してやまない、なんだか不思議な人が今回のお話の主人公です。

YouTubeで一部の人たちの中で話題になったおじさん二人の対談。

瀬戸弘司さんとドリキンさん。今回のお話の二人の主人公が対談した動画が、一部の人たちの中でちょっとざわめきを起こしていました。かくいう私もその一人ですが。笑

たぶんこの動画をみてざわざわってしている人たちはほとんどおじさんだったのではないでしょうか?ざわざわというよりは共感も多く含まれていて、それがトップYouTuberである瀬戸弘司さんが赤裸々に悩みを吐露している姿に自分を重ね合わせていたのではないでしょうか。

動画は60分が2本という超大作。(^^;

前編では主にカメラなどのガジェットのことからソフトウェアのことについてかなりマニアックな話題について熱く語り合っています。YouTubeをやっている僕でもなかなかに高度な話題で、ちょっと馴染みのない人には少し難しい話です。ドリキンさんがソフトウェアエンジニアということもあって(そして散財王とも呼ばれてるくらいガジェット好き。笑)、瀬戸弘司さんがドリキンさんにYouTubeの機材やソフトウェアについて相談しているという構成になっています。これが後編の瀬戸弘司さんの人生の悩み相談につながってくる布石になっているという、そんな超大作な2本の動画を紹介します。笑

最適化を目指すドリキンさんは、最強のゼネラリスト。

前編を見る限りドリキンさんの技術は幅広く、そしていろんな分野において造詣も深く最強のゼネラリストといっていいんじゃないでしょうか。

器用貧乏に陥りやすいほど、あらゆることをさらりとやってしまう能力をもっているドリキンさんですが、興味をもったものにかなり深いところまで掘っていくそのスタイルはゼネラリストといいながら、あらゆる分野でスペシャリストなんじゃないかと思ってしまいます。

そんなドリキンさんは先ほども言ったようにソフトウェアエンジニアなので、れっきとした会社員でもあります。

会社員でありながらどこにも縛られないような生き方をしているドリキンさんに、世の中のおじさんたちがアイドルとして夢を託してしまうのはなんだか分かるような気がします。ずんぐりむっくりとしたスタイルで、かっこいいとは思えない顔なのに(再び失礼!)、とってもキュートなドリキンさんは実は瀬戸弘司さんのようになりたかったというのが後編の話題のひとつ。そして瀬戸弘司さんの人生のこれからを見つける瞬間も。。。

トップYouTuberの立場と職人気質の性格が、瀬戸弘司を苦しめる。

後編では途中からは瀬戸弘司さんがずっと心に抱えていた悩みが赤裸々に語られていきます。

40歳を目の前にしてずっと走り続けてきた瀬戸弘司さんの限界が目の前にきているように感じました。もともと俳優を目指していた彼は、その表面からは見えづらいですがかなり神経質な性格っぽく、器用そうに見えて実は職人気質で人見知り。そんな彼がなんの因果がYouTubeで大人気になってしまい、もう一人の瀬戸弘司の物語を演じているような10年だったように感じました。

そんな彼がドリキンさんのように肩肘張らないvlogスタイルの動画に、これからの自分の可能性を重ね合わせて、そこについて赤裸々に語り始めていきます。

ただ、ドリキンさんは最初からそこを目指していたというよりは、自分には瀬戸弘司さんのようになれなかったんだよっていうのがこの話の面白いところなんじゃないかと思います。ただ、失敗し続けて「今も勉強中」なドリキンさんだからこそフォロワーとともにあるし、そんなドリキンさんが自分たちとは別の世界のサンフランシスコで楽しそうに生きている非日常がおじさんたちのアイドルである所以でしょう。

そんなドリキンさんに憧れ始めている瀬戸弘司の姿に、おじさんたちは喝采するのではないでしょうか。

最高を出し続けてきた40歳までの人生と、失敗を日常として受け入れるようになった40歳からの人生。

さて、おじさん二人の長い長い対談を見ていただけましたでしょうか?笑

まー、全部見るのは少々骨が折れるかもしれないので、はしょって話をさせていただきましたが、ちょっぴりざわざわしたのが分かるような動画でした。今回自分も照らし合わしたのですが、やっぱり若いころはとにかく山を登ろう登ろうとして、とにかく最高のものを出し続けようとしていました。しかし、ある時から山がきつくなるのか、体力が落ちてくるのかまっすぐぶつかることが難しくなってきます。

40代に入ったら、もしかしたらこういったことが頻繁に起こってくるのかも知れません。変化をどう受け入れていくかが大事になってくるんでしょうね。そういった時にプライド高く生きてきたら大変なのだろうと思います。

この社会はなるべくいい子で生きることをずっと要求してきたかも知れませんが、40歳をすぎたら好きなことをやれるようにちょっとゆるくはめをはずした人生も必要なのかも知れません。これからの仕事はもしかしたらそういったことが大事になってくるのかも知れませんね。(^^;

ライフシフトとワークシフトを考える2020年に。

ドリキンさんと瀬戸弘司さんの動画がざわついたのは、もしかしたら世界的に何か変化を求め始めている、そんな時期だったからかも知れません。

ライフシフトとワークシフトという話がちょっと前くらいから話題になっていました。コロナも相まってそろそろみんなが新しい生き方をもとめているのかもしれませんね。

今回は少々マインド寄りの投稿でしたが、たまにはここも気を抜いて紹介してみました。トップの人たちもいろいろあるんだなぁと参考にしつつ、まだまだこれから変われるんだとゆるく挑戦してもいいんじゃないかなぁと、前向きに思ってもらえたら何よりです。

2020年以降のみなさんの人生は、心と相談をしていきながら本当に楽しい仕事ができるように暮らしていくべきだと、彼ら二人の対談をみててそう思った今日この頃でした。では、また!

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